美しきシチリア 

 

   

シチリア島 タオルミーナ (2005.10撮影)

 

いろんな曲を聴いていますと時おりハッとするような、マンドリンで弾いたらどんなに素敵だろうと思われるような曲に出合うことがあります。楽譜があればすぐさま弾いてみることができますが、楽譜がなければ耳コピーで採譜するしかありません。

 

ここではそんな耳コピーによる美しい旋律の数々をご紹介したいと思います。ただし著作権保護期間中の作品は除きます。また歌っている曲の場合、歌手は必ずしも譜面どおりに歌っていないことも多いですし、こぶし的な節回しが入っている場合など、原譜に忠実に採譜できないこともありますこと、ご了承ください。

 

曲は順次増やしてゆきたいと思っています。再生音楽と楽譜のキーを合わせていますので、音楽を再生しながらそれに合わせて弾いてみることができます。楽譜は印刷してから弾かれた方が演奏しやすいと思います。

 

最初はシチリア民謡のSicilia Bedda (美しきシチリア)です。シチリアの伝承曲ですが、歌の詳しいことは良くわかりません。Beddaは標準語ではBella、「美しい」を意味するシチリア方言です。

 

まずはオペラ界のスーパー・テノール歌手、Robert Alagna (ロベルト・アリャーニャ)の歌でお聴きください。

 

 

シチリア出身の両親のもと、フランスに生まれ育ったロベルト・アラーニャが自らのルーツ、祖国シチリアの伝統的な曲を万感の思いを込めて歌い上げています。何と美しい曲でしょう。